2023 年 9 月 23 日に東京大学で開催された、技育展 2023 決勝大会に中部地区代表として参加してきました! 学生エンジニアのためのピッチコンテストということで、全国各地から各地のブロック予選を勝ち抜いた学生が集結し、ピッチを行いました。
作品
今回、私は大学の研究室の同期と二人でチームを組み、企業の採用活動を支援するツール「ES Harmony」を開発しました。 この作品は、自然言語処理を研究対象とする我々が、採用におけるエントリーシートに着目し、ES を分析するダッシュボードアプリになります。
主な機能として、 ・AI が書いた文章人間が書いた文章かを見分ける「オリジナリティ分析」 ・企業とのマッチ度の計算 ・面接時における、ES の内容を反映したその人独自の質問の自動生成 を搭載しています。
決勝大会当日のピッチはこちら
決勝大会に参加して感じたこと!
実際に参加してみて感じたことについて感想を書いていきます。
全参加チームの作品クオリティがとにかくすごい!
参加しているチームは自身の作品作り(ものづくり)に真摯に向き合っている人たちで、どの作品もこだわりを持って開発したことがわかるものでした。
自身の感じている課題、気になっていること、解決したいことに対して IT を利用してどのようにアプローチをかけるかを考え、それを形にしてきた作品たちというのが三分間のピッチからとても伝わってきました。
とりわけ決勝大会においてファイナリストに選ばれた作品は、このまま商品として売り出せるのでは?と思うほどにクオリティも作り込みもレベルの高い作品ばかりでした!!!!
参加者の方が「もの作り」に対してこだわりを持って取り組んでいる
大会中、他の参加者の方とお話しでき、どんな作品を作っているのかを聞く機会が多くありました。 それぞれの作品についてのこだわりや独自性を聞くなかで感じたのは、その人の作品に対する熱量とこだわりです。
たくさんの時間と労力をかけてもの作りに向き合ったことが言葉から滲み出しているようで、一人一人に違ったこだわりを肌で感じました。
自分の考え方の変化
勉強からものづくりへ
大学に入学し、本格的にプログラミングと向き合い始めて一年が経とうとするタイミングで、ただ闇雲に自身のスキルアップや勉強のために何かを作るのではなく、他の人の役に立つようなものづくりのための道具としてプログラミングに向き合ってみたいと考えるようになりました。
今回の技育展では、もちろん自分達も含め、何か身の回りにある問題や課題、気になっていることを IT で解決する作品が集まったわけですが、他の方のピッチを聞くなかで、より他の人に使って欲しい!もっと便利になって欲しい!といった気持ちが自身よりも強いチームが多かったように感じました。
もちろん、ロジカルにコードを組み立てることを楽しんだり、自身のスキル向上に務めたりするためにプログラミングと向き合うことももちろん素敵なことですが、「誰かのため」だったり、「問題を解決するため」にコードを書き、人の役に立ったり、人を楽しませたりすることに喜びを覚えることができることも、この業界の素敵なところだと感じました。
実際、今回の技育展では他の方の作品をみて、自分が「コンセプト面白い!」だったり、「技術すごい!」だったり、「こだわりが素敵!」だったりととにかく楽しませてもらったので、今度は自分が、今よりもっともの作りに対してこだわりを持って IT の力で人の役に立ったり、楽しませる!といったところに重点を置いて様々な技術と向き合っていきたいと考えるようになりました。
まとめ
とにかく、「参加してよかった!」と思えるとても良い刺激をもらったそんな技育展でした! これを機にもっともっとものづくりと向き合って、IT の世界を楽しんでいこうと思います!